物価上昇の中、利下げに端を発した通貨切り下げ以降、トルコの年間インフレ率は過去最高水準に高騰しています。ますますと物価は高騰し、トルコ駐在員の生活に打撃を与えています。
AIRINCではより速く・より確かに実態に則したデータをご提供するために、この2月にイスタンブールの特別物価調査を行いました。
※トルコは下記図の青エリアのため、通常5月と11月に物価調査を行っています
全項目で値上がり確認。今後は露軍の影響も受けることに
2022年2月に実施した最新の調査では、2021年11月調査時からすべてのカテゴリーで大幅な値上がりが確認されました。中でも、「交通機関」が最も上昇し、「家庭用品・サービス」「パーソナルケア」がそれに続き、「通信サービス」「衣料品」「レクリエーション・娯楽」は他カテゴリーと比べれば上昇幅が小さいが、上昇しています。
政府がインフレを抑制しようと試みましたが、その直後にロシアがウクライナへの侵攻を開始し、トルコ経済に2度目の衝撃が走りました。ロシア・ウクライナ危機を背景とした世界的なエネルギー価格や商品価格の高騰により、トルコのインフレ率は今後も高騰し続ける可能性が高いため、AIRINCでは今後もイスタンブールの状況を注視する予定です。
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2022/11/29(火) 10:00~10:30
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元記事(AIRINC社の情報サイト AIRSHARE)※英語表記
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