この春に開催された、BAMM(Bay Area Mobility Management )カンファレンスで、私たちは「駐在員一人ひとりの好み」についてより知ることにしました。参加者にライブアンケートを行い、赴任先でどのようなサポートが必要なのかを調査したところ、「駐在員目線」の本音が明るみになりました。
ここでは、その中からいくつかをご紹介します。
「一時帰国」の休暇はどうに使いたい?
赴任中にどのようなフライトサポートがあれば最も価値があるかという質問をしました。興味深いことに、従来の一時帰国を希望する人は、さほど多くはありません。
53% 任国外旅行へのサポート
24% 家族や友人の赴任呼び寄せサポート
14% 本国への一時帰国
世代別調査でも特徴がありました。
60% 任国外旅行へのサポート( 26-35 歳と 56 歳以上)
36% 家族や友人の赴任呼び寄せサポート(36-45歳)
家具家財は「買う」のか「持参」なのか?
人は思ったほど自分の持ち物に執着していないようです。持ち物について、どのようなサポートが望ましいか尋ねたところ、半数は本国からの持参を希望していないようです。
57% 現地で購入もしくはレンタルをしたい(現地調達)
24% 本国から任国に持ち込みたい
上記のように半数以上が「現地調達」を希望していますが、若手世代( 26-35 歳)では【80%】も現地調達を希望していることがわかりました。
車の「専用車」か「ライドシェア」か?
交通手段のサポートについて尋ねたところ、様々な結果が得られ、さらに男女別でも異なる結果となりました。
男性の場合
47% 現地で自分で車を運転したい
41% ライドシェアが良い
女性の場合
37% 現地で自分で車を運転したい
53% ライドシェアが良い
求められているサポートの形とは?
また、サポートのあり方についての希望も集めました。セルフサービスではなく、サポートが望ましいという意見が大半を占めた。
53% フルサポートを受けたい
09% テクノロジーを使ったセルフサービス
また、興味深いことに上層部クラス( 56歳以上)では【80%】もフルサポートを希望していることがわかりました。
駐在員の本音を知ることの必要性
セッションの最後に、参加者にモビリティサポートに求めるものを一言で表現してもらいました。最も多かった回答は、「柔軟性」「理解」「共感」でした。
この結果を共有することで、モビリティ・コミュニティが、私たちがサービスを提供するお客様からのフィードバックを検討するきっかけになればと思います。
個人の好みが異なることを考えると、本人や家族のニーズに適応できる柔軟なアプローチを検討するのが一番です。駐在員から「何が評価されているのか」「何にニーズがあるのか」を知ることで、人事側が何をすべきかが見えてきます。
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元記事(AIRINC社の情報サイト AIRSHARE)※英語表記
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